靴屋問題
ある日、とある町にて、とある靴屋へ店の中にアヤシイ男が入ってくるのを靴屋の店主が見かけました。…良く見るとその男は指名手配犯でした!店主は警察に通報しようかと思いましたが、このご時世面倒なごたごたに巻き込まれるのは真っ平御免です…
なーんて考えていたらその男が靴を選んで持ってきました。そこで店主、ちょっとしたひらめき等を駆使してみました。斯くして、その男は無事逮捕されました。めでたしめでたし。
Q. 店主はどんな工夫を凝らしたのでしょう?
★ 回答例
なお、以下において「希望靴」とは、犯人が持ってきた靴を指す。
× 典型的回答例
- 同じ側の希望靴 (右と右、又は左と左) を箱に入れて渡し、後日取り替えに来たところを張り込んでいた警察に逮捕してもらった
良く考えて下さい。右と右とか仮に入れたとすると、左と左が余ります。これでもし犯人が取り替えに来なかったら希望靴1足分の料金が無駄になります。もしこの回答をどうしても通したいのであれば、「片側だけ余っている」か「片側だけの製造は大変簡単である」旨を記述する必要がありますね。
評価:無駄遣いはやめましょう → (20点/100点)
○ 典型的回答例の変形
- 空っぽの箱を渡した → 苦情を言いに来た際に逮捕
- 希望靴とは全く違うどうでも良い売れ残りの靴を箱に入れて渡した → 苦情を言いに来た際に逮捕
- 靴の重さや形に足るゴミを箱に詰めて渡した → 苦情を言いに来た際に逮捕
これなら無駄なお金が掛かりませんね。それどころか、もし取りに来なければ希望靴価格と詰めたブツの価格の差額分だけ儲かったことになります。でも空気を詰めたらバレちゃうかもしれませんね。でも、逆に変なものを詰めてごたごたに巻き込まれちゃ元も子もありませんけどね。返品時が怖いですね!
評価:ハイリスクハイリターン戦略 → (45点/100点)
△ 強行手段
- 靴の中に何らかの薬物を仕込んでおいて、弱ったところを警察に突きだした
- 箱の中に有毒ガスを仕込んでおいて、弱ったところを警察に突きだした
薬物はいかにして靴下越しに効かせるかが最大のポイントとなるでしょう。有毒ガスは作るのがそんなに難しく無いですが、いずれにしてもこちらがごたごたに巻き込まれそうですね!ちゃんと合法手段で行きましょう!
評価:マッド靴屋ティスト → (35点/100点)
◎ 新技術の利用
- 靴に仕込んだ発信器から犯人を追跡して逮捕した
夢が広がりますね!無線技術 (モバイルネットワーク技術やGPSについて、又は独自の無線技術を考えても良いでしょう) や、電源の確保 (小型電池又は太陽光発電、google:振動発電による発電も面白いでしょう) に関して論理的に説明出来れば、もうお金が掛かったりしてもどうでもいいじゃないですか。
評価:技術点を考慮 → (90点/100点)
★ よくわからない嫌がらせ
- 靴の中に画鋲を仕込んでおいた
- 靴の中に噛んだ後のガムを仕込んでおいた
評価:ちゃんと逮捕される戦略を考えましょう → (評価外)